
第2号 2025.01.08 (wed) 更新
Welcome to 授業
(地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科 地域資源論)
下記コンテンツを掲載!
もくじ
- 先生紹介
- 授業概要
- 実際に授業を受けた学生の声

Pick Up授業紹介:地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科 地域資源論

「地域資源論」は地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科の発足と同時にできた新しい授業です。

Who is ?髙橋 俊守 教授
専門分野:
地域生態学、地理情報システム(GIS)
授業科目:
学部/地域資源論、GIS入門、GIS演習、地域生態学、地域生態学演習
大学院/自然共生デザイン論
授業概要
この授業では、一般的な資源と地域資源との違いについて解説するとともに、地域資源の種類や活用方法について学びます。身近なところに様々な地域資源があることに気づき、個性豊かなまちづくりに地域資源が果たす役割を見出し、学生自ら地域資源について説明できるようになることが授業の到達目標です。
実際に授業を受けた学生の声

奈良﨑 実香
(コミュニティデザイン学科1年)
がれきや廃校の活用を発表した学生もいたように、一見、マイナスイメージのものでも地域資源になることを深く理解できました。授業を通して地域資源を広く解釈できるようなったと思います。
私は生まれ育った土地の自然の景観やその維持に関心があります。地元では農業の担い手不足から田畑が放置され、昔からの風景が崩れている印象があります。また、地域資源の活用については普通の人々の暮らしのそばにあるものに注目しています。地元では当たり前と思っていることが外部から見ると貴重ということもあり、そうした再発見ができるプロジェクトに取り組んでみたいです。

石井 優衣
(コミュニティデザイン学科1年)
身近なもの、自分の地域にあるものを地域資源として活用する方法を考えるのが印象的な授業です。発表を聞き、いろいろな学生が自分の地元や身近な地域について何かしようと考えていることが伝わってきました。私もまちづくりに携わっていきたいと思います。
自分が思っていたよりもいろいろなものが地域資源になることを学ぶ中で、その地域資源を活用したいというアイデアが出てきました。私は埼玉県出身ですが、栃木県には里山がたくさんあり、それを見て回って感動しました。こうした里山の資源を生かすこと、竹や木、イノシシやシカなどのジビエ関連の活用などに興味があります。これまで活用されていないものをまちづくりに活用していけたらいいなと考えています。

長島 康晟
(コミュニティデザイン学科1年)
今回、地元・栃木市の祭りについて発表しました。祭りは観光資源化された分かりやすい地域資源ですが、裏には文化、歴史、人という地域資源が隠されていて、深掘りすればするほど、いろいろな課題とつながっていることを知りました。お囃子をやっている知人に話を聞くと、インターネットで調べても分からない課題が見つかります。
私が関心のある地域資源は自然です。川があることで地域の歴史が生まれ、特徴的な地形からその地域の文化が生まれ、自然は全てにつながっていると思います。また、授業では島根県海士町が打ち出している「ないものはない」という標語が印象に残っています。短い言葉の中にいろいろな問題が詰まっていると感じました。