FAQ
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学生生活について
- 宇都宮大学はどんな大学ですか?
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本学は、幅広い分野の学びが可能な6学部、データサイエンス経営学部、地域デザイン科学部、国際学部、共同教育学部、工学部、農学部による中規模地方総合大学です。6学部を有する総合大学としては比較的コンパクトな大学で、教職員と学生との「顔の見える距離感」があり、学生に向き合った きめ細かな教育を行っています。
このスケール感を活かして、 独自の教育プログラムや地域のイノベーションを先導する研究活動も行われています。 - 自動車通学はできますか?また、学生の交通手段はどのようなものがありますか?
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交通手段は、自動車、バス、自転車、徒歩と様々です。自宅がキャンパスから既定の距離を超える場合、申請・審査の上許可証が発行され自動車通学することができます。また、通学区間の乗車駅(降車駅)で通学定期乗車券を購入することもできます。
- 学生寮はありますか?
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現在、遠距離者や経済的理由があるなどの学生を対象とした学生寮が4つ(第1寮、第2寮、雷鳴寮、陽東寮)あります。令和4年4月に、陽東キャンパス内に完全個室の新女子寮『セキスイハイムさくら寮』ができました!。新女子寮の各居室は家具・生活家電・無料Wi-Fi付きです。
入寮の手続きは、入学者選抜合格者発表後に大学から合格者へ送付する「入学手続きに関する手引」に必要書類等の記載がありますので、よく確認の上申請してください。 - 下宿やアパートの紹介はしてくれますか?
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宇都宮大学消費生活協同組合(生協)では、大学近隣のアパート、下宿等の物件を紹介しています。希望する場合には、下記までお問い合わせください。
宇都宮大学消費生活協同組合事務室
TEL:028-636-1995
HP:https://www.univcoop.jp/udai/index.html - どんな部活・サークルがありますか?
- どんな資格が取得できますか?共同教育学部以外の学部でも教員免許が取得できますか?
- 教員免許状の一種免許状と二種免許状の違いを知りたいです。
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一種免許は基礎資格(免許状を取得するために必要な資格)が学士(大卒以上)で、二種免許は準学士(短大卒等)になります。一種免許は、二種免許より単位を多く取得しなければなりません。
- 特色ある英語教育(EPUU)について知りたいです。
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EPUUでは、1年次に、英語によるコミュニケーションに必要な4技能のトレーニングを習熟度別に行い、実用的な英語力を習得することができます。2年次には、多彩なラインナップの科目から、各自の興味や目的に応じた選択が可能で、実用的な英語力にさらに磨きをかけることができます。授業時間外も、CALLラボ、シアターなどを利用して常に英語に触れる機会を持つことができます。
詳細は、インスタグラム(udai_epuu)または、こちらのサイトをご覧ください。
- 外国人の先生はどれくらいいますか?
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常勤・非常勤合わせて、40名ほどの外国人教員がいます。国籍は、アメリカ、イギリス、中国、韓国、ペルー、タイ、インドネシア等、多様です。
- 履修する外国語の数は1つですか?
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全学部英語が必修科目です。希望者はそれに加えて、フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語を選択科目として履修することができます。なお、国際学部では、フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語のうち1つを初習外国語として履修する必要があり、希望者はドイツ語・ロシア語・タイ語・ポルトガル語も学修できます。
- ゼミはどんなものがありますか?自分の希望どおりの研究室に配属してもらえますか?
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各学部では様々な研究領域で研究活動が行われており、幅広い分野から卒業研究分野を選ぶことができます。まずは、各学部の教育研究内容を学部のホームページで確認してみてください。さらに、 個々の先生の研究について調べたい場合には、研究シーズ集も参考になります。
また、研究室配属の前に学生の希望を調査しますが、受入人数の上限を超える研究室では成績順に配属を決定することもあります。
- 海外留学に興味があるのですが。
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海外留学は、その期間によって、(1)比較的長期間(半年~)のものと(2)短期間(数日~数か月)のものに分けられます。長期間の海外留学には大きく分けて、交換留学と私費留学の2つがあります。海外へ留学を希望する場合にまず検討して欲しいのが本学の協定校へ交換留学生として留学する方法です。交換留学では、授業料相互不徴収という制度があり、本学に学費を納めることで、留学先の大学には学費を納めなくてよい、という仕組みになっています。留学候補者は、希望者の中から学内審査により決定されます。
短期の海外研修等には、本学の卒業単位になる授業としての実験実習の一部を海外で行うものと、課外体験として行うものがあります。内容は、語学研修やインターンシップ、フィールドワーク合宿等があります。 - 海外留学の期間はどのくらいですか?
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本学が主催するものとしては主に「交換留学」、「海外英語研修」、「国際インターンシップ」、「各学部等の海外研修」などがあります。「交換留学」は半年~1年の留学です。「海外英語研修」、「国際インターンシップ」、「各学部の海外研修」などは10日~1か月程度のプログラムです。また、本学主催以外の「私費留学」、「海外インターンシップ」、「海外ボランティア」などに参加する学生もいます。期間は、参加するプログラムによって異なります。
- 毎年何人くらい海外へ留学しますか?
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令和4年度に「交換留学」に参加した学生は、約40名です。また、「海外英語研修」など、本学主催の短期プログラムに参加した学生は、約60名、その他、私費留学などで海外渡航した学生は約10名です。
令和5年度は、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いてきたこともあり、海外渡航を伴う留学プログラムへの参加を希望する学生が増えてきています。 - 留学した場合、4年間で卒業できますか?
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3年次後期に長期留学へ出かける一部の学生を除き、ほとんどの学生は4年間で卒業しています。極めて優秀な成績を修めた場合には4年間未満で卒業できる「早期卒業」の制度もあります。長期の交換留学や海外での体験を希望する場合でも4年間で卒業できるよう研究室の教員と相談できます。
- 進路・就職先にはどのようなものがありますか?
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進学先は、本学大学院の他、他大学の大学院へ進学する人もいます。本学の学生は、それぞれの学部での学びにより身につけた専門性を活かして、様々な分野 で活躍しています。各学部・学科の就職に関する情報は、「Guide book2024」の各学部のペー ジをご覧ください。
- 奨学金制度にはどのようなものがありますか?
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本学では、日本学生支援機構の奨学金をはじめ、地方公共団体などの各種奨学金を取り扱っています。奨学金制度には、返還が必要な貸与型(無利子・有利子)と、返還が不要な給付型があります。いずれの奨学金制度も学業・人物ともに優秀であって、経済的に授業料等の支払いが困難な学生が対象となります。その他、本学独自の奨学金として、地域の方のご寄付により支援されているもの等があります。
- 入学料・授業料はいくらですか?免除や徴収猶予の制度はありますか?
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入学料・授業料の金額は、入学料・授業料のページをご覧ください。
免除・徴収猶予は、学費免除・奨学金制度のページでご確認ください。
詳しい手続きは、入学者選抜合格者発表後に大学から合格者へ送付する「入学手続きに関する手引」に掲載します。
入試について
- どのような学生を募集していますか?
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本学で求める学生像については、「アドミッション・ポリシー」をご確認ください。
- 栃木県外から入学する学生はどのくらいいますか?
- 入学者選抜における主な変更点を教えてください。
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当該年度入学者選抜については、入学者選抜要項及び各選抜の学生募集要項を確認してください。次年度以降の変更点については、宇都宮大学 受験生ポータルサイトの「入試情報」にて情報を公表しています。最新の情報はホームぺージをご確認ください。
- 宇都宮大学の入学者選抜にはどのような種類がありますか?
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宇都宮大学では、一般選抜、総合型選抜、学校型推薦選抜など様々な種類の選抜があり、学部・学科により実施する選抜が異なります。詳しくは、入学者選抜要項や学生募集要項でご確認ください。
- 学校推薦型選抜は、他の国公立大学の学校推薦型選抜と併願できますか?
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本学の学校推薦型選抜に出願した者は、他の国公立大学の学校推薦型選抜に出願することはできません。
- 学校推薦型選抜は、宇都宮大学の複数の学部・学科に出願できますか?
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学校推薦型選抜は、1つの学部・学科・分野のみの出願が可能です。
- 学校推薦型選抜で不合格だった場合、宇都宮大学の一般選抜は受験できますか?
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受験可能です。学校推薦型選抜に不合格となった場合でも、その結果を一般選抜の合否判定には一切使用しませんので、不利になることはありません。また、学校推薦型選抜の出願者は一般選抜に出願することも可能ですが、学校推薦型選抜に合格した場合は必ず入学することになります。学校推薦型選抜の合格者は、特別の事情に基づき入学辞退を許可された場合を除き、他の国公立大学(※独自日程で入学選抜を行う大学・学部を除く) も含めて一般選抜の合格者となりません。
- 既卒者ですが、宇都宮大学の学校推薦型選抜・総合型選抜は受験できますか?
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本学の学校推薦型選抜・総合型選抜は現役生のみ受験可能です。
- 宇都宮大学にどうしても入りたいです。宇都宮大学の一般選抜で、前期日程と後期日程を併願することはできますか?
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本学の一般選抜においては、前期日程の学部・学科等のうちから1つ、後期日程の学部・学科等のうちから1つ、合計2つの学部・学科等に出願することができます。本学の前期日程に出願する者は、他の国公立大学の前期日程に出願することはできません。同様に、本学の後期日程に出願する者は、他の国公立大学の後期日程に出願することはできません。
- 東日本大震災及び風水害等の災害に罹災した志願者に対する入学検定料の免除とはどのようなものですか?
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災害等で被災された方の経済的負担を軽減し、受験者の進学機会の確保を図るために、入学検定料の免除を実施しています。詳細は入試情報「入学検定料の免除」をご覧ください。
- 障がい等があって、受験上・修学上の配慮が必要なのですが。
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本学では、障がいのある学生のみなさんが、安心して学修に励み、充実したキャンパスライフを送ることができるための支援を、関係職員及び関係部署が連携して行っています。障がい等があって、受験上及び修学上の配慮を必要とする場合は、出願に先立ち、あらかじめ本学へご相談ください。
- 試験日に、付添保護者は学内に入れますか?
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例年は構内に入っていただくことは可能ですが、試験室のある建物に入ることはできません。開放している控室でお待ちください。なお、自家用車の構内乗り入れはできません。
新型コロナウイルス感染症の拡大状況により保護者の入構を制限する場合があります。本学ホームページに掲載される各選抜の「受験者心得」をご確認ください。
- 追加合格はありますか?
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一般選抜において入学手続完了者が学部や学科等ごとの募集人員に満たない場合は、3月末までに追加合格により欠員を補充します。詳細は 入試情報をご覧ください。
なお、一般選抜以外の各特別選抜においては追加合格を行いません。
- 入学者選抜要項や、学生募集要項の入手方法を教えてください。
- 過去の入試問題はどのように公開していますか?
- 過去の合格最低点などを知りたいです。
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合格最低点は公表していませんが、一般選抜合格者の最高点と平均点を公表しています。詳細はこちら(一般選抜「成績」)をご覧ください。
- 過去の入試のデータが知りたいです。
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過去の入試のデータのより詳細な情報はこちら(学部入学試験の実施結果)をご覧ください。
大学見学について
- 峰キャンパスや陽東キャンパスは見学できますか。
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本学受験を予定または検討している高校生・受験生及びその保護者の方は、峰キャンパス・陽東キャンパス構内を見学いただけます。
申請等は不要ですが、必ず、HP記載の諸注意に従ってご見学ください。
詳細はこちらの「宇都宮大学 大学見学について」をご覧ください。
地域デザイン科学部
- 文系の受験生、理系の受験生は、それぞれどう学ぶことになりますか?
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文系学科として、地方自治や観光、福祉などの観点から地域社会について学ぶ「コミュニティデザイン学科」があり、文系からも理系からも受験できます。また、理系学科として、人に優しい居住環境や都市あるいは安全で持続可能な社会基盤整備について学ぶ、建設系の「建築都市デザイン学科」と「社会基盤デザイン学科」があります。
そしていずれの学科でも、(1)3学科混成文理融合の学部共通授業、(2)専門科目の学科間の乗り入れ、(3)教員間の組織的連携により、文理融合した総合的教育を実現します。他分野の教員・学生との交流を積極的に経験することで、理系のことも分かる文系人材、文系的素養を持った工学系人材を養成します。
- 「地域デザイン科学」とはどのような学問分野ですか?
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「地域」とは、一人ひとりの身近にある空間、学ぶ対象、学びのフィールド、学びを還元するところととらえています。学びのフィールドは栃木県になりますが、そこでの学びは他の地域での活動にも必ず役立つ、普遍的なものです。「デザイン」とは、課題解決へ向けた道筋、すなわち設計です。「設計」という言葉には工学的な意味もあるし、社会科学的な制度や政策の立案も含まれます。
栃木県は、都市、農村、豊かな自然など多彩なフィールドがあり、全国の縮図としての性格を持っています。本学は、「地域デザイン科学」を実践的に学ぶのに最適なところです。関連する幅広い知識と専門技術に加え、多様な主体が協働し、分野横断的な技術をまとめ上げていく総合的な活動について学びます。
国際学部
- 宇都宮大学国際学部ならではの特色を教えてください。
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本学国際学部の特徴は、3つあります。
第1は、従来の2学科を1学科に統合し、多文化共生に関わる社会科学と人文科学を体系的に学ぶことができます。
第2に、英語はEPUUで培った土台に専門性をプラスしてさらに伸ばすことを目指していますが、英語以外の外国語についても学べるということです。具体的には、フランス語、中国語、朝鮮語、スペイン語を開設しており、さらにドイツ語、ロシア語、タイ語、ポルトガル語も学ぶことができます。
第3は、日本国内の「地域」にも目を向けていることです。グローバル化が進展するということは、日本から海外へという流れが大きくなるとともに、海外から日本へという流れも大きくなることを意味します。日本国内でもグローバル化に伴い、様々な新しい課題に直面することが増えています。こうした課題についても学ぶことができます。
- 英語で行う授業はありますか?
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国際学部では、30科目以上の授業が英語のみ、または日英両語を使って行われています。「English for Current Events」や「Academic English Writing」等のように専門外国語科目として英語を学ぶ授業だけでなく、「Introduction to Latin American Studies」や「Japan's International Relations」等のように専門的な科目を英語で学び、ディスカッションを行う授業も用意しています。さらに「International Communication Seminar」と「International Career Seminar」があり、英語を使いながらコミュニケーション能力やキャリア形成のための力を身につけることを目指しています。これらの授業に参加することで、英語を「使いこなす力」を伸ばしていきます。
- グローバルな課題を取り上げる国際キャリア教育プログラムの内容を教えてください。
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「グローバル人材」として活躍するためのプログラムで、学生が生きることや働くことの意味について考えるという点で共通の「国際キャリア教育」(日本語によるセミナー)と、「International Career Seminar」(英語によるセミナー)、そして、国内や海外の企業、公的機関、NGO・NPOでインターンシップを行う「国際キャリア実習」の3科目で構成されています。他に、附属多文化公共圏センターによる企画で、グローバル教育セミナーや学生国際連携事業、地域連携交流、外国人児童生徒支援(HANDS事業)などが実施され、セミナーやシンポジウムなどのほか、学生は実際の活動にも参加しています。
- 第2外国語として中国語等を履修した場合、卒業までに平均してどの程度の言語能力が身につきますか?
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フランス語、中国語、朝鮮語、スペイン語を初習外国語として履修した場合、1~2年次の基盤教育で「基礎I~IV」「応用I、II」の6科目を履修し、2~4年次の専門教育で「講読A~D」「会話」「文章表現」「外国語臨地演習」の7科目を履修することが可能です。段階的に履修し、4技能について基礎から応用までの能力を身につけることができます。
- 何年生のときに留学をする人が多いですか?
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国際学部は、留学をより効果的なものにするために、卒業研究の研究室配属が決定する3年次後期から半年~1年間留学し、帰国後研究室に入り、卒業研究に取り組むという形を推奨しています。ただし、語学のレベルによっては2年次後期から留学するケースもあり、その傾向は増えつつあります。
- 国際学部では、在学中の海外留学が必須ですか?
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在学中に全員達成すべきこととして掲げています。入学後に、留学できない各々の事情が発生した場合は、教員に相談の上、例外が認められることがあります。
- 多文化共生に関して国際学部の考え方を改めて教えてください。
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国際学部では、統一見解を打ち出すのではなく、それぞれが考えていることを重視しています。教員の考えをまとめて新書として出版しているので、参考にしてください。
『多文化共生をどう捉えるか(下野新聞新書)』 - 国際協力に興味があります。現地での演習は主にどのような国を訪問していますか?
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過去には、スリランカ、ルワンダなどでの調査研究を行う実習を実施してきました。また、外国語臨地演習ではオーストラリア、マレーシア、カナダ、スペインなどを訪問してきました。
- 将来は中学校の英語教員を目指しています。大学在学中に留学をしたいと考えていますが、4年間で教員免許を取得して卒業するには「1年間の留学」は難しいでしょうか?
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教員免許取得に必要な単位取得などが、通常の単位にかかわるため、1年間留学後4年間で卒業するのは難しいです。なお、交流協定を結んでいる大学への留学期間中は在学扱いとなるので、教員免許取得を考えない場合であれば4年間での卒業も可能です。
- 日本語教育を行う際にはどのような能力が必要でしょうか?
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まずは、日本語はどのような特徴を持った言語か徹底的に知る必要があります。そして、どんな風に普段コミュニケーションを取っているのかに敏感になるべきでしょう。そして、他国の人達に、どうしたら日本語表現を使いたくなってもらえるかを考えて一緒に使ってみる、そんなことが必要になると思います。
- 留学などを希望の場合で、参加人数制限や選抜テストのようなものはありますか?
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いずれも定員があり、希望者が競合することがあります。その場合は、成績や選択授業などの内容が考慮され選考されます。第1希望の留学先ではなく、第2希望の留学先になってしまう可能性もあります。
- 留学先によっても異なるとおもいますが、「英語圏への交換留学」の場合、学内選考の倍率はどのぐらいでしょうか?また、どのぐらいの英語力が必要ですか?
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英語で学習できる留学先もさまざまですが、特にイギリスやアメリカ、オーストラリアなどは数倍になる場合もあります。英語力だけではなく、成績全体も選考基準になりますので、英語力だけではなく、幅広く学んでいってください。
共同教育学部
- 宇都宮大学と群馬大学の共同教育学部について教えてください。
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宇都宮大学と群馬大学は、ますます高まる教員の資質能力向上への要請に応えるために、両大学の教育資源の相互活用をはじめとする緊密な連携・協力に基づいて令和2年度に共同教育学部を設置しました。
- 宇都宮大学の共同教育学部に入学すると群馬大学のキャンパスに行って授業することはあるのでしょうか?また、群馬大学の学生も宇都宮大学に来て授業を受けることはあるのでしょうか?
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通常、群馬大学の授業科目は遠隔メディアシステムを使って宇都宮大学内の教室で受講します。令和4年度では、一部の授業で群馬大学と合同での授業が実現しました。
- 教育実習は宇都宮大学共同教育学部附属学校園(宇都宮市)だけで行うのでしょうか?
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学校教育教員養成課程においては、3年次必修の「小学校・中学校教育実習Ⅰ・Ⅱ」、特別支援教育分野必修(その他の分野の特別支援学校教員免許取得希望者対象)の「特別支援学校教育実習」、幼稚園免許取得希望者対象の「幼稚園教育実習」の3つを、本学部附属学校園のみで行います。「小学校・中学校教育実習Ⅲ」は、実習の大部分を協力校となる栃木県下の公立小・中学校で実施します。教職志望の学生は、附属学校・協力校の双方において、小中両校種の教育実習を経験することにより、実践的な力を身につけることができます。
- 教育免許の取得率はどれくらいですか?
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共同教育学部では、全員教員免許を取得します。教育学部4年次の教員採用試験合格率等の詳細はこちらをご覧ください。
- 高等学校1種免許を取得できますか?
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所属する分野の教科に関わらず、免許状の取得に必要な科目の単位を修得すれば、高等学校1種免許状を取得することが可能です。卒業に必要な単位を超えて単位を修得しなければなりませんが、多くの学生が卒業時に高等学校1種免許状を取得しています。
- 所属する分野以外の教科の中学校1種や高等学校1種の免許を取得できますか?
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関連する分野(例えば、人文社会系、自然科学系など)では取得することができますが、科目によっては開講時間が重複していることがあり、4年間では取得できないことがあります。
- 私立学校教員として、就職は可能ですか?
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本学から私立学校教員に就職する人は、少数ですが毎年います。私立学校就職の場合、高等学校教員になるケースが多いです。
- 県外出身の学生の何パーセントが教員になり、どの県で採用されていますか?
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栃木県外出身者の教員就職率は、県内出身者と同等の60~70%です。群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都、福島県、宮城県、山形県などの出身県の教員採用試験を受験して採用されるケースに加えて、栃木県の教員採用試験を受験して採用されるケースもあります。
- 教員採用試験の対策としては、どのようなことを行っていますか?
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共同教育学部独自の対策としては、就職支援室を設置しており、教職経験のある常駐の支援員による情報提供や進路相談等のきめ細やかなサポートを行っています。また、全学のキャリアセンター、教育学部同窓会との共同によって、教員採用試験対策セミナー(3年次秋期8回、4年次春期8回、4年次夏期4回)を開催しています。一般教養や教職専門等の一次試験(主に筆記試験)対策をはじめとして、論作文や面接、集団討論、音楽・体育実技等の二次試験対策も充実させており、教員採用試験の合格を強力にサポートしています。
工学部
- 宇都宮大学工学部ならではの特色を教えてください。
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本学工学部の特色は4つ、「光工学」「人間と感性の工学」「工農連携」「医用生命工学」です。オプティクス教育研究センター、ものづくり創成工学センター、ロボティクス・工農技術研究所、さらに学内外、地域や国の研究プロジェクトが中心になって、これらの分野の研究と教育を行います。国内最大規模の内陸工業地帯の近隣に位置するという地の利を活かして、企業との共同研究も盛んです。
令和元年から1学科に統合し、従来の専門教育に加えて、分野横断的な教育が強化されています。分野の垣根を越えた連携がいっそう取りやすくなり、工学部としては比較的小規模な利点を活かした、非常にユニークな研究と学びの場となります。
- コース分けはいつ、どのように行いますか?
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第1回(入学手続き時)、第2回(1年次の8月)の希望調査で、コース別の希望人数を調査し公表します。第3回(1年次の3月)の希望調査でコース配属を決定します。可能な限り希望のコースに配属できるようにしますが、希望者がコースの最大受け入れ人数を上回った場合には1年次の成績により決定します。配属後の転コースの制度もあります。
※令和6年度入学者より、一部の選抜において「機械・電子情報系」「化学系」の区分で入試を実施することに伴い、コース配属のルールが変更となります。
- 専門教育の基礎となる科目について、リメディアル(補習)教育は行われているのでしょうか?
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補習教育を単位付きの科目として実施しているわけではありませんが、初期導入教育として開講している科目は、ある程度、補習教育的な役割を果たしています。大学での数学・物理・化学も、あくまで高校で習う内容を土台にしているからです。復習的な内容からスタートして、新しい捉え方、緻密な方法へと発展してきます。高校までの学習から大学での学修へとスムーズにつながるよう配慮していきます。
- 大学院進学者が多いようですが、学部卒では就職が難しいのでしょうか?また、大学院進学のメリットは何でしょうか?
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工学部の卒業生が多い製造業等では、研究開発職の採用条件として大学院修了以上(修士号以上)が必要である場合が多く、そのため全国的に、理工系の学生は文系学部の学生よりも大学院進学率が高くなっています(本学工学部の大学院進学率はおよそ60~70%です)。ただ、本学工学部の場合、大学院修了でも学部卒業でも就職希望者における就職率はほぼ100%ですから、学部卒だからと言って希望どおりの就職が難しいことはありません。
大学院に進学してより深い専門的な知識を身に付けることは、社会でプロフェッショナルとして活躍するためには不可欠です。特に、修士論文研究を通して1つのテーマを深く探求し、論理を積み上げて成果発表する経験は、企業での研究開発実務の重要なトレーニングになっています。研究開発職を目指している人は、大学院への進学を視野に入れておくとよいでしょう。
農学部
- 生物資源科学科と応用生命化学科で学べる内容は、具体的にどのように異なるのでしょうか?
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生物資源科学科では「より良い生産物を作るための技術」を、応用生命化学科では「生産物をより良く利用するための技術」を学ぶことができます。わかりやすくするために"高品質なプリン"で説明してみましょう。あくまでイメージをつかむためのたとえですよ(笑)。このとき、よりおいしい牛乳や卵を作るために、ウシやニワトリの新品種を開発しよう!とか、飼育方法を改良しよう!というのが生物資源科学科のアプローチです。一方で、おいしそうな色や香りの成分がどうやってできてくるのかを調べて、作り方を改良しよう!とか、牛乳や卵のアレルギーを軽くするため、アレルギーの仕組みを詳しく調べよう!というのが応用生命化学科のアプローチです。
- 農学部は理系の学部ですか?
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本学農学部は理系学科がメインですが、農業経済学科は社会科学(経済学や経営学、社会学等)を学べる学科でもあります。また森林科学科でも、森林を対象とした経済学や政策学、法律学等の講義を開講しています。理系と文系が融合した「総合農学」という考え方に基づいて、農業を多面的な視点からとらえ、教育研究しています。
- 農学部附属の農場や演習林での実習はどのくらいの頻度で行うのでしょうか?実習先までの送迎はあるのでしょうか?
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(附属農場)農学部1年生全員がコア実習を受講し、学科等によって曜日や回数が異なりますが、基本的に農場実習は週1回です。2年次以降はより専門的な実習が設定され、学科によって週1回または不定期です。各実習の初回に説明時間を取り、実習予定表を配布します。実習先である農場までは大学のバスでの送迎があります。
(附属演習林)農学部1年次のコア実習は、生物資源科学科、応用生命化学科、農業環境工学科で1回、農業経済学科で3回、そして、森林科学科では8回あります。林業体験型のコア実習は主に栃木県北部の塩谷町にある船生演習林で実施します。大学のバスで送迎し、峰キャンパスから約1時間です。さらに、森林科学科の2・3年次では、船生演習林に加えて、日光演習林における宿泊実習も多数、実施しています。
- 附属演習林では、天然林と人工林の森林形態について学ぶことが可能でしょうか?
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本学では、2つの農学部附属演習林があります。船生演習林は、標高260~600mでヒノキ・スギの林業地域に設定され、人工林を主体として構成されています。日光演習林は、日光国立公園内の標高1,390~1,970mに位置し、天然林としては主にミズナラ、シラカンバ、コメツガなど、人工林ではカラマツなどが生育しており太郎山地区と戦場ヶ原地区の2地区から構成されています。
2つの演習林は、気候・地形・地質などの立地環境条件や森林の成長過程が異なり、多様な森林生態系について学ぶことができます。
- 農学部の受けているJABEE認定とはどういうことですか?
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JABEEは、日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education)の頭文字をとったもので、通称「ジャビ-」といわれています。
JABEEは、高等教育機関における技術者教育プログラムの認定を行うため、平成11年11月に設立された非政府団体で、わが国を代表する技術者教育認定団体として、技術系学協会と密接に連携しながら、技術者教育プログラムの審査・認定を行っています。
その目的は、「大学の技術者教育プログラムを統一的基準に基づいて審査・認定し、教育の質を高めることを通じて、我が国の技術者教育の国際的な同等性を確保すること、及び技術者の標準的な基礎教育と位置付け、国際的に通用する技術者育成の基盤を担う」ことです。
JABEEの認定を受けた教育プログラム修了者は、質の高い技術者教育を修了したことが客観的に証明されたことになります。
農学部では、農業環境工学科と森林科学科の教育プログラムが、JABEEの認定を受けています。JABEEプログラム修了者は、技術者に必要な基礎教育が修了したものと見なされ、その結果、国家資格である「技術士」の第一次試験が免除されます。また、質の高い技術基礎教育を受けたことが客観的に証明され、就職活動でも高い評価が期待されます。
- 農学部を卒業すると農林業で働くのでしょうか?
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農学部の根幹は農業ですが、卒業生の中で農林業で働く人はごく一部です。国や県の公務員として、普及・研究で農林業を支えるほか、食品・種苗・製薬・バイオ・化学・建設・環境・森林組合・金融基幹などの企業・団体で幅広く活躍しています。また、それらの専門性を極めるため、30%程度の方が大学院に進学しています。